近年、春は花粉症対策のため、秋や冬は風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症を防ぐため、そして寒さ対策などにマスクを常用する方が増えています。
アレルギーがある方も増えており、ハウスダストや動物アレルギー対策として毎日欠かせないという方もいるかもしれません。
また、お洒落を目的に色がついたものやキャラクターの描かれたタイプを使う方や、ニキビなど顔のコンプレックスを隠すために使う方も少なくありません。
感染症の予防やホコリ対策、衛生上の観点からマスクは重要な役割を果たすアイテムですが、ニキビ肌の方は使い方に注意が必要です。
マスクは外部の細菌をブロックするため、肌がマスクに密着します。
肌に密着することで、皮膚を刺激してしまい、皮脂の分泌が過剰になり、ニキビの原因になってしまいます。
またマスクを着け続けることで、マスク内が蒸れてしまいます。
湿度が高くなった状態は、菌であるアクネ菌が繁殖しやすいので、ニキビを作りやすくしてしまいます。
さらに、ニキビに触れたり、肌に摩擦を起こすことは悪影響です。
肌は刺激が起きてしまうと、皮脂を出し、傷がつかないよう必死に守ろうとしてくれます。
この時の余分な皮脂がニキビを作り出すのです。
また、ニキビに触れることで炎症も悪化してしまいます。
ニキビをつくらないためのマスク
マスクを使用することにより、ニキビを作りやすくしてしまいますが、花粉症対策や風邪予防のためにはマスクは欠かせません。ではニキビをつくらないためにはどうすればよいでしょうか?
立体型のマスクを使用する
ぺたんとなっているものは皮膚に触れる面が多く、ニキビに刺激を与えてしまうため、悪影響を及ぼしてしまいます。
皮膚に触れないよう大きめのマスクや、3次元マスクなどがおすすめです。
コットン性は避ける
コットン性は肌にダメージを与えるだけでなく、マスク内が蒸れてしまいます。
現在コットン性のマスクを使用しているならば、ニキビの原因になっているので外すようにしましょう。
匂い付きや抗菌剤が含まれているもの
匂いや抗菌剤が含まれているマスクは、香料などを使っているものがほとんどです。
刺激となってしまうため、避けたほうが良いでしょう。
こまめに外すことが大事
湿度を下げるためにも、こまめにマスクを外しましょう。
衛生のためマスクは繰り返し使わず、午前と午後に分けて取り換えた方が良いです。
マスクは患部を刺激しないために、大きめのマスクを選ぶようにしてください。
ニキビを人前に晒したくないのは分かりますが、それではいつまでたっても治りません。
ニキビを隠すための使用はできるだけ避けてください。