頭皮ニキビは、まさしく頭皮に出来るニキビのことで、生産のメカニズムは顔や背中に出来るニキビと同様の原因が多いとされています。
ただ、頭皮は体の中で一番毛穴が多く、毛穴が密集しており、汗と共に脂の分泌があり、毛穴に汚れも詰まりやすいです。
したがって、代謝により頭皮の不必要となった皮が脂と結合して皮脂化すると、その皮脂が毛穴を塞ぎ、毛穴の中でアクネ菌が増殖し膿をつくり、ニキビ化します。
例えば、代謝が活発化する深夜に深酒や仕事をしておれば、代謝のサイクルが悪くなり、ニキビが出来やすくなることがあります。
洗髪には要注意!
頭皮にニキビができやすい方は、シャンプーで洗いすぎていたり、シャンプーの回数が多かったり、洗い残しがあったり、強い洗浄成分(合成界面活性剤)が含まれているシャンプーを使っていたりすることによって、頭皮が刺激されていることが多いようです。
シャンプーの質を疑う方も多いようですが、まずは、しっかりと洗った後に洗い残しがないか、念入りにお湯で洗い流すことが肝心です。
これでも症状が改善されなければ、次に疑うのは洗い方です。気持ちがいいから、洗った気がするからといって、爪を立ててゴシゴシと頭皮をかきむしるように洗っていることが原因かもしれません。
髪を洗うというよりも頭皮をかきむしるようにシャンプーしてきた方は、この機会に洗い方を見直してみましょう。
頭皮は髪の毛におおわれており、体のほかの場所と比べて皮質や湿気が多い部分です。
肌が傷つきやすい場所でもありますから、髪の毛を丹念に洗うことに意識を集中して、頭皮は優しくマッサージをするように洗いましょう。
過剰なシャンプーは頭皮を痛めるだけでなく、頭皮の乾燥を促進させニキビをできやすくしたり、薄毛の原因にもなるようです。また、リンスやコンディショナーなどが毛穴に詰まり、それがニキビや炎症などにつながる可能性もあります。
また、多くのシャンプーに含まれる合成界面活性剤は私たちの生活にもはや欠かせない洗浄成分ですが、強い洗浄力を持っているため、頭皮を守っている常在菌や、潤いを保つのに必要な皮脂膜を過剰に取り除き、皮膚のバリア機能を損なうこともあるようです。
バリア機能が低下すると、皮膚はちょっとした刺激にも過敏になるので、肌荒れの原因となります。
頻繁にヘアカラーを使用したり、整髪料をつけすぎたりすることも、薬剤の皮膚への刺激がニキビの要因となることもあります。