化粧水や美容液のメーカーや成分に気を使っている方は多いかもしれませんが、そのつけ方まで気をつかっている方は、意外と少ないのではないでしょうか。
ただお肌にバシャバシャとかけているだけでは、せっかくの高価な化粧水や美容液も流れてしまうだけです。
そこで、効率よく化粧水を肌に浸透させるために行うのがパッティング。ポンポンと肌を優しく押さえるようにつける方法です。正しいパッティングをすることで化粧水や美容液の肌への浸透が変わり、お肌がぐんとよくなります。しかし、間違えたやり方では肌に負担をかけてしまうので注意が必要です。
パッティングのとき、手のほうがいいのか、コットンのほうがいいのかは、よく議論されているところではありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。
手
メリット
手と顔は同じ人間の皮膚ですので、刺激が少なく手の体温で肌が温まることによって、化粧水や美容液浸透がよくなる
デメリット
無意識のうちにあちこち触ってしまうので、雑菌がつきやすい。
コットン
メリット
人の手のひらと違って凹凸がないので、その分肌の細部まで成分が均等にいきわたる。
デメリット
使い方が意外と難しく、間違った使い方をすれば、肌への負担になる可能性がある。
どちらでパッティングする場合も、注意が必要ですが、手でパッティングする方であっても、コットンを一つ持っておくと、パックとして使えるので便利です。
パックとして使う場合は、まずは水で濡らしたコットンを手で押さえて水分を抜き、その状態のコットンに化粧水をつけたあとに、5枚ほどに裂きます。それを顔全体が隠れる張った状態で3分ほどおくと、コットンであってもたっぷり浸透していきます。
指でもコットンを使うときも、強く力を入れすぎないようにしましょう。「パッティング」といっても、実際は叩くというよりも、化粧水や乳液などを、練りこむようなイメージを持ったほうがいいでしょう。