化粧水や乳液、美容液で肌内部の状態を整えてニキビケアをしていくのがポイントです。
グリチルリチン酸ジカリウム
漢方でも使われていた天草の根が原料のグリチルリチン酸ジカリウムは、ニキビなどの炎症を抑える消炎作用をもち医薬部外品として扱われている有効成分です。美容治療や皮膚科の処方薬でも、炎症中のニキビケア向けに塗り薬が使われることもあります。
イソフラボン
UV化粧品や美白化粧品でもお馴染みイソフラボンは、植物性エストロゲンの含有量が高くホルモンバランスの調整に役立つ成分です。男性肌にありがちな毛穴の開き、皮脂過多などが自分の肌でも感じるなら、ホルモンバランスが乱れている恐れもあるため、思春期ニキビだけでなく大人ニキビのケアにも有効です。
サリチル酸
ケミカルピーリングでお馴染みのサリチル酸は、硬くなった角質を溶かす働きがあるため、肌のごわつきが気になり、かつニキビができやすい人におすすめの成分。ただし、直接ニキビのケアをする働きは弱く、刺激にならないように使うタイミングは注意が必要です。
イソプロピルメチルフェノール
防カビ剤や殺菌剤、防腐剤として使われるイソプロピルメチルフェノールは、アクネ菌やマラセチア菌などの殺傷効果も期待できる殺菌成分。フェイスラインはもちろん、背中ニキビのケアにも役立つため化粧水だけでなく、ボディクリームにも配合されていることが多いです。
ビタミンC誘導体
美白成分としてもお馴染みのビタミンC誘導体はニキビ跡の色素沈着防止に加えて、炎症を促す活性酸素を抑える作用もあります。またビタミンC誘導体には過剰な皮脂量を抑える作用があるので、肌タイプによっては乾燥対策も必要になってきます。
ビタミンB
パントテン酸などのビタミンBは、肌細胞の生成に欠かせない存在でターンオーバーの正常化やバリア機能の強化に必要な成分となっています。肌本来の力で、ニキビをはじめとした肌トラブルにも負けない強さを手に入れるのに有効です。