肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは、何度も同じ場所で重いニキビの炎症が起きることで、表皮や真皮だけでなく、毛穴が完全に崩壊するほどの深部にまでダメージが至った場合にその部分が盛り上がってしまうことを言います。
正常に再生されなかったコラーゲン組織が折り重なってしまい、その部分が隆起するために起こるのです。触ると硬さがみられます。
大きく盛り上がっているため、なんとなく中に何かたまっているように思って潰したり押し出そうとすると皮膚が傷ついて余計に大きくなってしまうので絶対にやめましょう。
ニキビはアゴだけでなくホホやおでこにもできるのにアゴだけが大きくなりやすかったり悪化しやすいのは、顔の中でも毛が生えやすく毛穴が大きく、アクネ菌の炎症が起こりやすいためと言われています。
男性はヒゲを剃る時にニキビを刺激しやすく、肌を傷付けてしまうことがあります。
ヒゲ剃りとニキビはこちらhttps://acne-labo.net/?p=244
肥厚性瘢痕にならないためにはニキビの早期治療が必要です。抗生剤の服用で一時的に治ったように見えても根本的な治療にはなっていないためまた新たにニキビが出来て…の繰り返しになっていませんか?
また、エステでの安価な治療でニキビが悪化したケースも多くあるため、必ず専門医の診察を受けましょう。
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