凸凹が残ったクレーター肌を治すのは、簡単なことではありません。
クレーターの深さや広さ、ニキビ跡のある箇所と範囲などにもよりますが、重度のものは特に完治まではかなり難しいでしょう。
一度穴がボコッと空いた重度のクレーター肌を、元通りの真っ平らな肌にまで回復させるのは難しいのが現状です。
なぜ完治させるのが難しいのかというと、凸凹になったクレーター肌は表皮だけでなく真皮の肌細胞そのものがなくなっているからです。
真皮で作られるターンオーバーによって、表皮は毎日生まれ変わっています。
しかし、真皮そのものはターンオーバーによって作られることはありません。
ターンオーバーはニキビ治療をする上で大切ですが、凸凹のクレーター肌はターンオーバーを正常にさせるだけでは治りません。
もちろんニキビ跡を治すのに、ターンオーバーを正常化させることは大切です。
特に、赤みの残ったニキビ跡を治療するのには、かなり効果があると言えるでしょう。
しかし、ターンオーバーは表皮の再生にかかわるものです。
肌を再生させるための真皮がなければ、いくらターンオーバーを正常化させても意味がありません。
真皮の細胞は、一度破壊されると再生が難しくなります。
毛穴が見えないくらい穴を小さくしたり、ボコッと空いたクレーターを完全に再生させることは難しいのです。
一度クレーターになってしまうと自己ケアだけで完全に治すのは正直難しいのが現状です。しかし、状態にもよりますが、レーザー治療などでクレーターを目立ちにくく出来る可能性もあります。
施術によっては回数がかかり長期的な通院になるため、クレーターがコンプレックスになっている方はまず専門医に相談することをおすすめします。
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